書評:ドミニオンマニアックス

Posted on 5月 13th, 2012, by mullinKAI

本日のゲームマーケットで販売になったドミニオンマニアックス、
開始20分で完売だったらしく。すごい人気ですね。
自分も木ドミの参加者の一人、というには最近参加できてないんですが
そんなご縁で読ませてもらうことが出来ました。

ということで書評です。

書かれている内容は3部構成な感じで

・総論。ドミニオン全体に関すること
・各論I。一般に強いといわれるカードについて
・各論II。一般に弱いといわれるカードについて

という構成。

まぁそんな感じで初心者おいてきぼりな一冊ですが、
ドミニオン木曜会が出す以上、それくらいじゃなきゃね。
日本選手権で上位十人中8人が参加するドミニオン木曜会ですから。
やっぱり知りたいのは
「どうしたらそんなに強くなれるのか?」なので
そのへんは(彼らの引き出しからすればまだまだ足りないものの)満足いく内容だと思います。
「今更鍛冶屋が強いとかいらないんだよ!」っていう人にお勧めですね。

強いカードの解説に仮面舞踏会も船着き場もない。
弱いカードに冒険者も密偵もいない。
それどころか「強いとわかっているカード」に平然と開発がいる。
そんな木ドミパワー全開の本です。

さきにまとめから書いてしまうと

総論、および全体を通して語られるのが

・スピード超大事。
・相手の動き方によって自分のスピードも変わってくる。
・終了形が見えると強くなれる。

という点。
で、おそらくそれを読む前にきちんと理解しないと行けないだろうなぁ、というのが
「この本に書かれているほとんどは4人戦を想定している」ということ。
スピードや勝利ライン、ノルマ、といったことのほとんどが4人戦をベースにしている。

実際、4人戦をベースに3人戦、2人戦を考えることは出来るんだけど
2人戦をベースにしても4人戦は全然戦えないケースが多くて。

その辺は普段2人戦をベースにしている人は注意して読んだ方がいいかもしれない。

随所に見られる「その手は遅い」「間に合わない」というのは
「妨害がなければ14ターンで属州4枚」をベースにしている。
このへん、2人戦だと大きく異なる。なんせ勝利ラインが属州5枚なので。
最近はネット対戦とかで2人戦が盛り上がってるらしく、
それ用の記事も入っているんだけど、基本的には別ゲームだと思った方がいいです。

とはいえ、上の3点はそんなに大きくは変わらない。と思う。
個人的にはネットで2人対戦するよりこの本に載ってることをじっくり理解して
4人戦をやるほうが強くなれると思います。
ネットではなくリアルで、それも4人戦をやるほうが楽しいですし。

各論について

強いカードと弱いカードをピックアップして書かれてるんですが
シルクロードとか、普通に庭園が強い状況とかわかっている前提で書かれている。
さすがマニアックス。

また、各論は一つのカードに焦点をしぼった記事だけど
一緒に使うと効果的なカードや、そのカードを使う際、気をつけた方がいい状況なんかも書かれている。
こういうところもさすがマニアックス。

あと、世界チャンピオンのルネ(ハンドルネーム)さん(@re-ne )の記事が
なんかネタに走ってる印象を持ってしまうけど、書いてある内容をよくよく吟味してみると
いいこと書いてる。「あ、そういう使い方もあるのか」ってのが随所に見られたり。
初手破壊工作員とか。
初手破壊工作員なんてねぇよ!と言いたくなってしまうが
よくよく読んでみると確かに礼拝堂破壊工作員はありだ。
だからって「わぁい破壊工作員 あかり破壊工作員大好き」は無いよ。

ほか

ほか、よかったところとか気になったところとか。

手に取ったときびっくりしたのが装丁の良さ。え?ほんとに1000円なの?って思うくらい。
特に中の各ページの装飾がよかった。

あとはみ出しコラムが出来が良くて。こっちもすごく参考になる記事が多くて
ぜんぜんはみ出してないよ!っていう内容の濃いコラムもあったり。

しかし巻末近くにある用語集マニアックスの帯にニトロプラスって何なの?と書かれてるのに
その項がないのはいただけない。

追記:144頁にありました。ご指摘ありがとうございます。

最後に

そんな感じでドミニオンマニアックス、
ドミニオン強くなりたい、とか
もっと研究したい、って人にはオススメです。

通販もやっているので是非。

ドミニオンマニアックス特設ページ

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