【東方祀爭録】初心者向け バカでも覚えられる程度の戦略

Posted on 5月 16th, 2011, by mullinKAI

東方祀爭録面白いですよね。魔法の森-パチュリーのコンボとか決まると爽快です。
で、勝ててますでしょうか。
このゲームはコンボを決めるゲームじゃありません。
最後に最もデッキの中の得点が多い人が勝つゲームです。
ですので勝つための戦略を持っているかどうかで勝率が大きく変わるんですね。

とはいえ、最初は戦略とか言われても良く分からないでしょう。
そこで、東方祀爭録からドミニオンに入った人でもすぐに覚えられる戦略を紹介します。

あえてこれに名前をつけるなら
それは「戦略・チルノ」です。

あれ?バカにしましたか?
まぁ騙されたと思って読んでみてください。
森パチェのようなコンボを考えていると中々気付かないことを、この戦略は教えてくれます。

戦略・チルノは「戦術・チルノ」をベースにするので、まずは戦術・チルノを覚えましょう。

「戦術・チルノ」

戦術・チルノはキャラクターカードにチルノさえあれば出来ます。ルールは以下のとおり。

・アクションフェーズ
1.チルノ、レーヴァテイン以外のアクションカードがあればそれを全て使う。(グングニルは2金をコール)
2.レーヴァテインがあれば使う。
3.チルノがあれば使い、山札を捨札にする。

・購入フェーズ
4.リソースが2以下なら何も買わない。
5.リソースが3~4のとき、最初の1回はチルノを買う。それ以降は奉納米を買う。
6.リソースが5でレーヴァテインがあればそれを買う。
  レーヴァテインがなく、チルノの邪魔をしない5コストのカードがあればそれを買う。
  チルノの邪魔をしない5コストのカードは咲夜、小悪魔、霊夢、グングニルである。
  (複数ある場合、どれを買うかは自由)
  レーヴァテインもチルノの邪魔をしない5コストのカードもなければ奉納米を買う。
7.リソースが6~7のときは御神酒を買う。
8.リソースが8以上の時は紅魔館を買う。

以上です。8つしかありません。チルノでも覚えられますね。
5コストの購入がややこしく感じるかもしれませんが、
レーヴァテイン→なければ+1アクションのあるカード→なければ米、なのでやることは簡単です。
アクションはレーヴァテインとチルノがあればレーヴァテイン優先です。

この戦術チルノを使えばだいたい3割、運のいい人で4割、悪い人でも2割くらい勝てます。
2人対戦だとこの勝率は悪いと感じるかもしれません。
しかし3人戦ならそこそこ、4人戦ならかなりの勝率です。
東方祀爭録で勝ちたいと思い、脱初心者を目指す人にとっては程よい勝率だと思います。

とはいえ、戦術・チルノは結局、運任せなプレイです。
運がよければ勝ち、悪ければ負けます。

しかし、知ってほしいのは「戦術・チルノ」ではなく、「戦略・チルノ」です。
戦略・チルノを理解し、実践できるのなら、(極端に言えば)戦術・チルノは捨ててしまっても構いません。

それでは戦略・チルノを見ていきましょう。

「戦略・チルノ」

戦略・チルノとはこのようなものです。

・14ターンまでに紅魔館を3枚購入し、かつ19ターンまで紅魔館を買い足せる状態にデッキを維持すること。
・そのために、紅魔館購入に必要なカードを最速で手札に入れられるようにデッキを作ること。
・その手段としてアクションカード「チルノ」を使う。
・チルノを有効に使うために、アクションをチルノ以外で使ってしまうことを極力避ける。
・これらは満たした戦術を構築し、それを実践する。
・レーヴァテイン対策をその戦術に組み込む。

いかがでしょうか?
東方祀爭録というゲームは、早いときは13~14ターンで終わり、遅いときは20数ターンかかります。
この「何ターンで終わりそうか?」という予想こそが勝敗のかぎを握ります。

最初に言った、サプライを見てどんなコンボがあるかを考えるより、重要なこととは、これです。
何ターンで終わるかを予想するほうが、このゲームで勝つためには重要なのです。

戦略・チルノでは展開の早い時でも、遅い時でも対応できることを最初の目標にしています。
実はこれ、非常に難しいのです。
他のカードでは少なくとも複数のカードを使わないと、どちらにも対応するのは難しいですし、
複数のカードを使うなら早いか遅いかを見極め、どちらかに焦点をしぼったほうが効率がいい。

祀爭録で勝つために

このゲームに強くなりたいなら、サプライを見てカードの効果を確認したら、
まず早く終わりそうか、遅くなりそうか。
早いなら3山がなくなるのが早いのか、紅魔館がなくなるのが早いのか。
遅いならマイナスカードが増えるからか、他のアタックカードが飛び交うのか。

そういったことを予想し、そのうえで
どんな得点カードを何時までに何枚手に入れるのか
の戦略をたて、それを実践する戦術を決めます。
そして、状況や他人の戦略によって、自身の戦略も変えることを視野に入れながらプレイします。

それが、このゲームで強くなる方法です。

しかし、それらを実践できたとしても、「運のいい人に負けてしまう」という要素がこのゲームにはあります。
それを最大限利用し、早いか遅いかの見極めやら何やらを全部すっ飛ばして解決するのが
「戦略・チルノ」です。
まだプレイ経験が少なく、
早いか遅いかの予想も立てられない人が簡単に1位を狙える、というメリットがこの戦略にはあります。

ここまで理解出来ていれば、先に書いた戦術・チルノも戦略・チルノにのっとった上で
いくつかのルールを追加出来ることも分かると思います。
例えば

・マイナスカードが切れたあとはアクションフェーズでレーヴァテインよりもチルノを優先する。
・紅魔館3枚目購入以降は購入フェーズで2リソースなら博麗神社を買う。5リソースなら霧の湖を買う。

といったルールは追加しても良いでしょう。
また、プレイしていれば
・レーヴァテインの購入は2枚(または1枚)まで。

というルールを追加したほうが戦略・チルノに適していることが分かると思います。

逆に何故、+アクションのある5コストカードの阿求が購入してよいカードに含まれていないか、も
プレイしてみると気付くかもしれません。
このカードは「紅魔館を買い足せる状態を維持することで勝つ」のに向いてないのです。
状況に応じて使うかどうか、使うとしたら何を廃棄するのかが判断できるならこのカードを入れてもいいでしょう。

まとめ

さて、戦略・チルノは理解できたでしょうか。
理解出来ればこの「戦略・チルノ」は終了です。
そもそも

・単純だが運任せ
・7割の確率で負ける
・やれば勝てるようになるが、やり続けても強くなれない

というデメリットを持っています。
東方紅魔郷で言えばノーマルモードのチルノくらいのレベルです。
ノーミスで出来るようになったらわざわざやりこむようなものではありません。

どうやれば強くなれるか、は既に書きました。
早いか遅いかの予想が立てられるようになったら、それに合わせた戦略を考えていきましょう。
想定される終了ターンまでに出来る手数と取れる得点、それを実現する手段。
それを考える1つの例として戦略・チルノを知ってもらえれば、と思います。

もっとちゃんとした戦略を知りたい!と思ったら
「ドミニオン 戦略」「ドミニオン 勝つ為に目指すこと」「ドミニオン 速さ」とかで検索すれば
ドミニオンで研究されたものがヒットすると思います。
是非そちらを参考にしてください。


以下、ドミニオン知ってる人向けQ&A
Q.これって宰相ステロ?
A.ほとんどそうですね。サプライによっては魔女ステロや研究所プレイに近くなりますが。

Q.なんでステロ?
A.祀爭録がゲームとしてはコインプレイが圧倒的に強いのにカードデザイン的にキャラクターカード買わせる感じがあったので
1枚のカードだけにスポットを当てて自然とコインプレイに向かうように目線を向けれれば、と思って。

Q.なんで宰相?鍛冶屋じゃないの?
A.鍛冶屋ステロは魔女ステロに明確に弱いので。魔女は魔女に弱いし。
どんなサプライでもある程度勝率が出ないと紹介するにはよくないと思って。
そうなると2枚に絞られるので簡単に覚えられる方を。

Q.そもそも宰相ステロで「14ターンまでに属州3枚」って出来るの?
A.出来なくはない、くらいで。購買力維持は6~7金で金貨、をやって宰相持ってる限りだいたい出来る、ハズ。

Q.寵臣買う必要無くね?
A.独占防止のために買うという選択肢を外せなかったので。どうせ銀でも変わらないし。

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